2018.06.06
文藝誌「園」創刊号・新入荷
しずかに読みすすめていると、ふと
身体に熱がこもっていることに気づく。
美術や音楽など
共鳴する何かに触れた時
体温があがったり
血の巡りが活発になるような感覚を
無意識のうちに覚えることがある。
ただ その きっかけとなる’何か’には
そう頻繁に出会えるわけではないし
躍起になって探して見つかるわけでもない。
「園」と名づけられた文藝誌は
その数少ないうちの一つ。
冒頭の二行は「園」の創刊号を
読んでいた時のepisode。
・
bacoは書店では無いけれど
心から紹介したいと思う作品であれば
categoryとかgenreといった
境界線は必要ないのかもしれないな。と
ある日 気づいたのです。
こうして わたしの思うことを
文章にして綴るまでの間に
手に取り、連れて帰られた人も
居てくださり 心から嬉しいです。
・
‘6月6日に雨ざぁざぁ’だねぇ。
なんて、話していた今日。
関東も梅雨入りした模様。
雨の音に包まれて
ゆったりと「園」読む 時間。
考えてみただけで 心踊る。
今夏には第二号も発売されるとのこと。
読者のうちの一人としても
心待ちにしています。
“文藝誌「園」創刊号”
“あらゆる知識や感情に集う園
ポケットに収まる文藝誌
文藝誌 ” 園 “は、年間1冊刊行。
ポケットに収まる、新書サイズの文藝誌です。
本書は土地を耕し、豊かな緑や花、果実を蓄えるように、 またそこに集まる人の賑わいや平穏、さみしさや苦しみ、 あらゆる知識や感情に集う園として、2017年に創刊しました。
小さなその中に、様々な分野のエッセイやインタビュー、 論文等を、写真や挿絵とともに掲載。 常に新しい方向へ門戸を広げていきます。
ポケットにひそませ、傍らに置き、寝そべりながら、 そうしてくたびれるまで、全ての日常へ連れていってください。
お気に入りの一文や言葉・知識に臆せず線を引いたり、 あなたの言葉を書き込んでみたりしてみてください。
たくさんの人と家族と友人と、共有してください。
時にはあなたを代弁し、ひらめかせ、 繰り返し思い起こされる言葉や写真、それらすべてが、 往年の名曲のようにいつかノスタルジーを連れて、 あなたの暮らしに寄り添う存在となることを願って。”