2017.08.23
monologue for exhibition「ひとえだ」
すっかり陽が沈んだ頃。
ひとえだの
影絵あそびが
はじまります。
不思議と色づく影とともに
ひとつの作品を
生み出している。
おもいがけない光景に
思考が宙に浮いたまま
時間だけが流れてゆく。
この感覚は なんだろう。
ぼんやり浮かぶようで
すぐに消えてしまう。
しばらく身を委ねてみて
気づく。
雲が漂う空をみあげたり
海の地平線に視線を
あわせて眺める時の
感覚と似ている。
意図や意識は存在しない。
原始的感覚が
呼び起こされる夜。
・
bacoとしては個展会期中に
live eventが開かれるという
偶発的ではあったものの
はじめてのこころみでした。
そのようなこともあって
つくり手である marsa*さんの
作品を軸に kirimのlive stageを
ささやかながら bacoで
飾らせていただきました。
・
五穀豊穣。
恒久平和。
人間の根源的とも云うべき祈り。
お話していて垣間みる
彼女の人柄と想いを
bacoなりにおとしこんで。
・
「ひとえだ」は
8月20日に幕を閉じました。
短い会期だったにもかかわらず
ご来場くださった みなさま
ありがとうございました。
最終日に開催したworkshop
オリーブのひとえだでリースをつくる では
参加された みなさん それぞれの
しっとりとした可愛らしさ溢れる
素敵な作品が できあがりました。
ひとえだの影絵あそび や
季節の草花を ひとえだに添えて
楽しんでいただけますように。
・
marsa* exhibition「ひとえだ」
2017.8.11 fri-8.20 sun